ことばのクラスに通う小6男子の授業。
休校中の課題プリントに取り掛かる。
「尊敬語、謙譲語、丁寧語」の問題に、どんどんイライラが溜まる。
👦「あーー💢💢いらつく💢💢❗️❗️」
と、1問ごとに叫ぶので、
「あー💢」が出る前に、応援📣を入れつつヒントを教える。
試しに、問題文を読んだ後、
応援📣までの時間を『3秒⏳』間をおいてみると「あー💢」がでる。
プリントを破りそうになる前に、答えを教える。
👦「とにかく、もういや💢でも終わらせたい💢あーー💢💢」
と、意味が理解できないことと、終わらせたい欲求の葛藤に苦しむ男子。
今度は『2秒⏳』くらいの間を置いてみると、ちょっとは我慢できた。
また試しに『3秒⏳』の間を置いてみると、やっぱり
👦「あーー💢💢ことばまじで嫌💢💢」
がでた。
それでも彼はプリントを諦めない粘り強さを持っている事が素晴らしい。
そんな具合で彼の問題との対峙を観ながら、向き合う気持ちをサポートする。
怒りを沈めるのに8秒我慢するとか、
幸せホルモンを感じるのに8秒タッチするとか、
何かしらあるかもしれないが、
小6男子はあと3倍近い「耐える力」が必要になる。
そして、
「耐える力」、
「考え続ける力」は、
中学・高校と進むにつれて求められる事が多くなる力でもある。
「耐える」ことができるようになるまでは、
ぶつかった問題を「飛ばす」を促して後戻りしたり、
iPadを使って一緒に「調べる」事で問題を解決したり、
「知らない・できない」事を「耐える」ストレスと時間をうまーく緩和するよう試みる。
そういえば以前、 「数学嫌い、計算の想像だけで脳に痛み」という記事があった事を思い出した。(https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/7043/)
小6男子は、「国語嫌い」で痛みを感じているのかもしれない。
小6男子の勉強空間には、
いい点数をとったテストプリントや、
やり遂げた単元プリントを自己有能感を育てる目的で貼ってあるのだが、
プリントの下がハサミ✂️やカッターでやたら切られている。
もしかすると、男子の感情抑制ができない時の怒り「あーー💢💢」が、ここに現れてるんだろうと推察している。
「字が書けない」からスタートした男子は今では字は書けるようになった。 今は「ことばが嫌い」が次のステップとなった。
あるいは「できない事に挑む」が本当のステップかもしれない。
頑張り屋の小6男子👦との二人三脚で、 次回は、同訓異字語に頑張ろう💪